こんにちは、アマングの中村です。
捺染工場で現場を撮影してきました!アマングの生地は横浜のこの工場で染めて頂いています。「捺染(なっせん、と読みます)」と、「インクジェット製法」の2種類で染めています。
本日ご紹介する「捺染」は横浜の地場産業。すでに工場数は激減しておりますが、こうして生地を染めております!ということで、現場の様子をお伝えしたいと思います〜👏 パチパチ
じゃーーーん。染めてます。
これおなじみイネ柄。実はマイナーチェンジしてます。去年の冬に金子とあれこれ相談して誕生しました。いい感じ〜〜〜。(写真の都合で色は実際とは違って見えてます。)
イネ柄のスカーフはこちら。初夏に白Tとストローハットなんかで合わせてもすっごくかわいいです♫
そしてスパイス。うう、感慨深い。
スパイス柄はバッグもあります(こちらはA4がすっぽり入るトートMサイズ)。
今までどうしてこういう写真を撮れなかったかというと、毎回発注のタイミングが納期ギリギリだからです。工場さん、いつもごめんなさい!
「なる早で納品してもらいたい」→ちょっと空いた隙にすっと入れ込んで染めていただく→「うわ〜間に合った〜〜ありがてい〜〜!」
という裏事情でした(汗)。
少しずつ経験値も増えてきたし、ギリギリでドキドキはもうやめよう!という決意。そしてコロナ禍により時間的なゆとりができた(→結局これが一番の理由)。
ということで、今回めでたく撮影できました。まだ白いところがあるね。白コショウ笑。この後、黒コショウになります♫
↓ このながーい台は「捺染(なっせん)台」と言います。25mほどです。そこに、白い生地をはります。これがすごい難しい(らしい)。生地の縦糸と横糸が垂直になるように、まっすぐ貼るって・・・考えただけで無理〜。特に、アマングがストールやスカーフに使っているシルクモダールが難しいそうです!(例えばこちらの13000円のスカーフがシルクモダールです。)
柔らかいので、ちょっとした引っ張り具合でゆがんでしまうそう。
ですよね〜〜。検品でもいつも苦労しています。広げたストールを単純にたたみ直すのも難しい。このあたり、またどこかで書いてみたいと思います。
色は、調合して作ってもらった指定の色です。色も調合して毎回作って頂いています。
↓ mg単位で調合!気が遠くなる。
次に、違う柄の版を置いて、違う色を入れていきます。
この型は、絵柄によって大きさが決まります。型があんまり小さいと、刷る回数が増えちゃうから作業が大変だし、大きくても重いし金額も高くなっちゃう。
アマングの場合、柄が大きいのでどうしても大きめになります。だいたい120㎝×80〜90㎝ぐらいの大きさです。
これを移動させて何往復もするって、ホント体力仕事だと思います。しかも現場は暑い!!夏はサウナです。
左右の手の圧を同じにして、最初から最後まで同じ調子でいくのもすごい技術。色の量や圧が違うと、もちろん色の入り方が変わってしまう。
職人さん、いつも本当にありがとうございます!
そしてこちら↓ モチーフをアップで見ると、周囲がぐるっと縁取りみたいになっているのがわかると思います。そこが版が重なってる部分。これが魅力の源!!だからこそ色に奥行きが出ます。
使い終わった型は、ジャーっと洗って保存。また別の色を染める時に登場します。(同じ型で、素材や色を変えて何度でも使いまわします。)
ここまでが染めの工程です。
この後、蒸気で蒸して色を定着させます。高温で蒸すと色が定着するのも不思議。
洗浄して、生地をととのえながら巨大なアイロンでアイロンかけて、丸めて生地が完成です。→ざっくり書いたね!笑。
ああ〜長い道のりだ〜〜よ〜〜!!こうしてモノができていく。その裏側を知ることは本当に面白いですね。色々な人が手をかけて少しずつ形になっていくんですよね〜。
また工場レポもしていきますね!
ではでは〜〜
AMONG 中村 寛子
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2021 出店情報
●《京急百貨店3F_上大岡》3/4(木)〜10(水)10:00-20:00
●《丸広百貨店 1F》3/10(水)〜16(火)10:00-19:00
●《伊勢丹新宿店 1F》3/24(水)〜30(火)10:00-20:00
●《京王百貨店 新宿店 1F》4/1(木)〜14(水)10:00-20:00
●《伊勢丹立川店 2F》4/28(水)〜5/4(火)10:00-19:00
●《名古屋栄三越 1F》4/28(水)〜5/11(火)10:00-20:00
●《玉川髙島屋 1F》5/26(水)〜6/1(火)10:00-20:00
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